2016年M7熊本地震にまつわる二件の研究不正について

一つ目の不正論文では、筆者の仮説を支持する為に、断層滑り分布とそれに伴う地震の場所が阿蘇火山の方向へずらされていた。二つ目の不正論文では、震源近くの臨時観測点で観測されたとされる地震波形が、実際には筆者により捏造されたものだった。両方の論文において、調査委員と大学は論文の取り下げを勧告した。